腰の周りには大小さまざまな筋肉が層になり付着しています。その中で代表的な筋肉をご紹介します。
体幹筋:骨格筋(筋肉)のうち体幹(胴体)に属する筋肉。内臓を支えたり体を動かす時にバランスが崩れないよう働く筋肉です。
腹直筋(ふくちょっきん):一般的に腹筋と呼ばれている筋肉。骨盤の前方から上方の肋軟骨(みぞうち)に付着する筋肉。
腰の痛みがある方は緊張していることが多いです。
外腹斜筋(がいふくしゃきん):腹部の外側を走るいわゆる腹筋の一つ。肋骨(あばら骨)外側から腸骨稜(骨盤の一番上の部分・)鼠径(そけい)靱帯・白線(腹筋の真ん中)などの骨盤部に付着する。
身体を前屈、側屈、反対側に回旋する筋肉。
内腹斜筋(ないふくしゃきん):腹部の外側を走るいわゆる腹筋の一つ。肋骨から骨盤部へ付着する筋肉です。
身体を前屈・側屈・同方向に回旋する筋肉。
内腹斜筋は外腹斜筋の内側に張り付き、外腹斜筋の反対の方向に筋線維が走行しています。
このため、腹筋運動の際の、内腹斜筋は、反対側の外腹斜筋と共に働きます。
腰方形筋(ようほうけいきん):第12肋骨・第1〜4腰椎の椎体から腸骨稜・腸腰靭帯に付着する筋肉。
左右の筋肉が収縮すると体を反らすように働き、片方が収縮すると側屈、回旋に働く。
広背筋:第5胸椎〜第5腰椎の棘突起、仙骨、腸骨稜、第9〜12肋骨から上腕骨の小結節稜(二の腕)に付着。