身体をひねる・反らす・屈むなどの動きをする腰は、骨盤と腰の背骨である腰椎(ようつい)で構成されます。骨盤と腰椎について少し解説します。
骨盤は、左右一対の寛骨(かんこつ)、仙骨(せんこつ)、尾骨(びこつ)で構成されます。いずれの骨も成長共に癒合し年齢によって骨の数が変ります。
腰椎は、脊柱(せきちゅう)の下部に位置する骨で、上端を胸椎(きょうつい)、下端を仙骨に接続します。
脊柱は上から順に頚椎(けいつい)・胸椎・腰椎・仙骨・尾骨の並び、頚椎から腰椎のひとつひとつの骨は椎骨(ついこつ)と呼ばれます。
椎骨と椎骨の間には椎間板(ついかんばん)と呼ばれるクッションの役割をする軟骨が挟まれています。
腰椎は一般的には5つの椎骨から編成されます。
人によって下部腰椎の癒合や仙椎の癒合不全により4または6つ骨で構成されている方もいますが機能的に問題は無いことが多いです。