膝関節は膝にある関節で、大腿骨(だいたいこつ)、脛骨(けいこつ)、膝蓋骨(しつがいこつ)から構成されます。今回は膝関節を構成する骨について少し解説します。
人体の中で一番長い骨です。大腿骨の重要な機能で赤血球を新生する作用がありますが成人になるころには造血作用は失われます。
大腿骨上部の大腿骨頭(だいたいこっとう)で寛骨と股関節を形成し、遠位端の内側顆(ないそくか)と外側顆(がいそくか)で脛骨、膝蓋面(しつがいめん)で膝蓋骨と膝関節を形成する。
膝から足首までを腓骨(ひこつ)と共に形成する人体で二番目に長い骨です。
近位の内側窩と外側窩で大腿骨と膝蓋骨で膝関節を形成し、遠位端は腓骨と距骨(きょこつ)で足関節を形成する。
膝蓋骨は膝のお皿ともいわれる、膝の前面にある三角形の平たい骨で四頭筋腱の種子骨で人体の中で最大の種子骨です。
膝の痛みには膝蓋骨の動きが重要で、膝蓋骨の動きが悪くなると大腿四頭筋が上手く働くことができなくなってしまいます。