五十肩の正式な名称は肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)と言い、四十肩(しじゅうかた)や凍結肩(とうけつかた)と呼ばれることもある。
五十肩は肩周囲の炎症の中で明らかな原因がないものをさし、腱板断裂(けんばんだんれつ)や石灰沈着性腱板炎(せっかいちんちゃくせいけんばんえん)など原因がはっきりとしているものは含まれません。
五十肩の原因は明らかになっていませんが、年齢による腱の変成や反復作業による腱の損傷が発病の要因となります。加齢により発病する可能性が高くなっていきますが、継続的に腱に負荷がかかるプロのアスリートなど比較的若い方も悩まされることがあります。
五十肩の症状は、肩関節の疼痛から始まり次第に可動域の制限が起こります。 痛みは徐々に鋭いものになり、結髪障害(髪をとかす動作で疼痛)や結滞障害(腕を腰に回すと疼痛)夜間痛(痛い方の肩が下に寝ていると疼痛)など特徴的な症状が現れてきます 。
症状はピークを迎えてから数週間で次第に和らいでくることが多いが、肩の可動域制限はしっかりと施術、リハビリを行わないと残りやすいです。