2015年11月18日
今回は五十肩についてお話をしていきたいと思います。
五十肩は、肩の痛みと運動制限を起こす疾患で、
四十肩や凍結肩とも呼ばれています。
ひどい方では1〜2年と症状が続くこともあり、
元通りの腕の動きが出来なくなってしまう方もおられます。
【五十肩とは】
正式な名称は肩関節周囲炎といいます。
肩の周りに起こる炎症のことです。
40代以降におこる原因不明の肩の痛みと
運動制限を五十肩と呼んでいます。
【五十肩の症状】
代表的症状は「夜間痛」「結帯障害」「結髪障害」です。
「夜間痛」は寝ているときに出る痛みです。
患部が下になったまま寝ていると
痛みが強く感じるようになります。
「結帯障害」とは
痛みのため手を腰まで回せなくなる運動制限です。
例えば・・・
トイレでお尻を拭く、ブラジャーを着ける、洋服を着る
時などに痛みが出ます。
「結髪障害」とは
痛みのため手を頭の後ろまで回せなくなる運動制限です。
例えば・・・
頭を洗う、ドライヤーで髪を乾かす、髪を結ぶ
時などに痛みが出ます。
【五十肩の痛みの対処法】
「夜間痛」
痛い方の肩が上になるように横向き寝ると痛みを軽減できます。
抱き枕や布団を丸めた物などを抱きかかえながら寝るもおすすめです。
「結帯障害」
洋服の脱ぎ着で痛みが出るので、
服を着るときは痛い方の腕から袖を通し、
脱ぐときは痛くない方の腕から脱ぐようにすると痛みが軽減できます。
「結髪障害」
腕を上げると痛みがでるので、柄の着いたブラシを使うなど
腕を上げなくても良いように道具に工夫をすると良いでしょう。
【五十肩の体操】
実は五十肩の運動制限は自分で動かすことによって、
多くのものは改善する事ができます。
ただしむやみに動かせば良いというわけではありません。
無理な負担を掛けてしまうと炎症が悪化し
症状が悪くなってしまうことがあります。
肩の運動の基本ですがご紹介します。
1,外転運動(腕の外回し)
仰向けになり、腕を外側から上げていきます。
痛みが出たらそれ以上無理に上げずにそのまま20〜30秒キープ。
肩甲骨が浮かないように気を付けましょう。
この態勢がつらい場合は肘を曲げてもOKです。
2,屈曲運動(腕の前上げ)
痛い方が上で横向きになり、腕を前から上げていきます。
痛みが出たらそれ以上無理に上げずにそのまま20〜30秒キープ。
抱き枕やクッションなどを抱いた状態でやるとやりやすいです。
この態勢がつらい場合は肘を曲げてもOKです。
この様な運動をお風呂上がりなど体が温まっているときに続けて頂くと腕を上げるのが楽になってきます。
ここまで動かすことができない、他の動作がつらい、運動のやり方がよく分からないなどありましたら。
岡田鍼灸接骨院に、ご予約お待ちしております。
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岡田悠佑(おかだゆうすけ)